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イマドキPOPの三大法則
膨大な情報が流れゆく現代、お客さまの心をつかんで離さないPOPを作るためには、POPを書くまでの考え方が一層重要になってきています。売上をあげてやまない考え方の、イマドキPOP三大法則を活用しましょう。
1. 本物のお客さま目線で
当たり前のように言われる「お客様目線」ですが、これがなかなか難しい! 販売する側からの「お客さま目線」ではダメ。相手になりきって考えるのが本物の「お客さま目線」です。これがこの目線がイマドキPOPの原点といえます。


2. 自分の言葉で
販売員が自分の言葉で書いたPOPが多くなったと思いませんか?POPのほか、チラシやダイレクトメールでも同じようなことが起こっています。テレビコマーシャルだけでは売れない今、現場の販売員が自らの言葉で語ることがイマドキPOPなのです。理由は次項に。
キレイなPOPが悪いわけではありません。美しいデザインのPOPが必要な店もたくさんあります。デザインだけで伝える内容がないものがダメなのです。「美肌革命はじまる、大人キレイな美肌を追及し、うるおい豊かに、輝く素肌」と言われてピンときますか?それより店長が「私の愛用美容液はこれ…」と愛用している理由を書いたPOPがお客さまの心をぎゅーっとつかむのです。


3. 嘘をつかない
食べておいしいと感じたら、おいしいと真剣に伝えます。もしおいしいと感じていないのに「おいしい」と書いてはだめ。他においしいと感じる商品のPOPを書いたり、おいしさ以外に安心感など他のことを書きましょう。おいしい、おいしくないは個人の主観だから他の人がおいしいと思う場合もありますから、おいしいと感じた販売員やお客さまの声を書くのはOKです。
店長が食べていなくても、使っていなくても、なんとなく「店長おすすめ」と書いていませんか?もともと「店長おすすめ」はお客さまの反響があるため、いつでもどこでも使われるようになりました。だから今では「店長おすすめ」はオオカミ少年状態です。(本当だと思われていない) 店長が勧めていなくても本当におすすめなら「私のおすすめ」と書き、オススメ理由を入れたほうが喜ばれますヨ。
イマドキPOPの3大法則が必要な理由を紹介しましょう。
購買を決定する3つの情報源
お客さまが買物する際、購買を決定するための情報源は、「お客様」自身と、「店」と、「第三者」の3つに分けることができます。
簡単な買物ならお客自身の経験や知識で購入を決めます。たとえば「先週ここで買ったみかんは美味しかった」という過去の経験や、「みかんは甘酸っぱいものだ」などの知識です。日常的に購入する商品ではこの、お客さまは自分自身の情報だけをもとに買うことが多い。
買った経験がない商品、高額商品、迷っている商品など、判断に迷うものは、2つの情報を追加して考えます。スタッフに聞いたり、POPやカタログ等、『店』の情報と、ママ友や家族から教えてもらうなど、『第三者』の情報です。
現代はこの『第三者』の情報であるクチコミがとても充実しています。スマートホンで検索すると、瞬時に膨大なクチコミや評価を得ることができます。専門家の情報もあっという間に手に入り、疑問も解決します。ほんの10年前なら専門家の意見を聞きたいと望んでも、どこに電話すればよいのかなんてわからなかったですよね。それが今は片手の中で即入手です。そしてお客さまはこの第三者の情報を信頼しています。なぜなら『お客さま』と『第三者』は利害関係がないから、「本音」の話を聞けるのです。
では、イマドキの『お店』で売上げを上げるにはどうしたらいい?
『お客さま』と『店』の間には当然利害関係があり、『第三者』情報に価値を置く現代のお客さま・・・すネット情報は「利害関係がない」「信頼できる」といっても中にはサクラもいます。アフィリエイトのように利害関係をもつサイトもあります。怪しい情報も多い。本当の口コミであっても現代人の価値観が多様で、Aさんは「いい」と言ってもBさんは「悪い」と言ったりします。お客さまは「調べたけれど、結局よくわからない」なんていうことが今起こっているのです。では、店はどのような情報を発信するべきなのか。それはお客さまのそばに徹底的に寄っていき、自分の言葉で語ることです。お客様が「美容のプロが本心で語っている」と感じたとき、玉石混合の『第三者』の情報より、『店』」の情報に信頼をおくのです。
心からお客さまを喜ばせようと自らの言葉で語ること、プロの体験を語ることをぜひ、意識してみてください。
すぐ側から話しかけるPOPがイマドキPOP
たとえば「塩田で栽培 甘いミニトマト」でなく、スタッフが自分の言葉で「わっ!ミニトマトがこんなに甘いなんて!塩田で育ったからミネラル分たっぷりで味が濃~い!フルーツトマト並みに甘くてお値段はミニトマトのまま!!」と書いたほうがお客に通じやすいのです。「おでんにもどうぞ豆腐ハンバーグ」より「実は…おでんにも合うのです!!」と自分の言葉で話をしてあげると喜ばれるのです。




